期待に応えることがコミュニケーションを楽にするっていうのは常識に近いと思っていた
「質問の属性を見極めよう」というトピックのブコメが怨嗟に満ちておる
以下の記事に対して、ブコメに反論がやたら多いのが結構意外に感じている。
当たり前のことを書いているように読んだんだけど、こんなに反論が多いのは
- 当たり前のことを分かりにくい例で書いているから
- ブロガーはせおやさいが実は嫌われているから
- 実は当たり前ではなかった
のどれなんだろ?
相手の期待に沿え、ということ
この記事に書いてあることを僕の理解で言うと、「相手の期待に沿うことによって、コミュニケーションが円滑に進むよ」という、それだけ。これはよくある話で、例えば以下の2例をあげる
コロケーション
ある単語と単語の”よく使われる組み合わせ、自然な語のつながり”のこと。
英語では結構、動詞+名詞の表現が決まっている。make a decision等、なんとなく聞いた組み合わせも多いはず。これに従ったほうがコミュニケーションがスムーズに進みやすい。よく英語で動詞はdo、makeで十分!という人もいる。それは間違いではないけど、次の単語が予測しにくいので、その分、発音などをきっちりすることが要求される。発音に自信がないけど、記憶力ならそれなりだぜって人はちゃんとCollocationをきっちりしたほうが良い。または公式な文章等。なんといってもネイティブでも以下のような辞書を使う人もいるくらい。
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スキュアモーフィックデザイン
スキュアモーフィックデザインとは - IT用語辞典 Weblio辞書
実物に似た質感の再現を目指したリアルなデザインのこと
AppleがiOS 6まで導入していたユーザインタフェースデザインだ。アプリもしくはOSのインタフェースを実際世の中にあるものと紐付け、ユーザに動作を予測させ、実際そのとおりに動くことにより、ユーザと機器のコミュニケーションを円滑にしている。
よって、個人的に上記の定義が良くなくて、「質感の再現」はそれほど重要ではなく、実物を想起させること、そしてむしろ動作が重要、と思うのだが、まあ、それはそれで。
このスキュアモーフィックデザインっていうのは言うのは簡単だけど、実際は難しくて
- 正しく現実と紐付けできるか?
- 文化の差異を吸収できるか?
- 再現にリソースを食い過ぎないか?反応がにぶいのも期待を裏切る行為になる。
等問題がある。そのため、フラットデザインへ世の中が動くのだが、それも別の話。
というわけで
個人的には最初の記事には全般的にはそりゃそうだろって思っていた。細かいこと言えば、クローズドクエスチョン/オープンクエスチョンとか書けばいいのにとか、回答を具体的にっていうのも時には問題がある、抽象度のコントロールも大事なのにな、とかは思うんだけど。なんでなんだろ?