たたたた。

あんまりじろじろ読んじゃ嫌。

お金の呪縛から解かれて自由に生きている人が頑張るマネタイズ

おかしなロジックを振りかざす人がいる

本日、ブログ界隈でこのような記事が話題になっていたらしい*1

「会社員ブロガー」は客観的に見て「つまらない」 : イケハヤ書店

「会社員をしながらブロガーやってます」というAさんと、「ブログでメシが食いたいので、会社を辞めてプロブロガーやってます」というBさんとでは、圧倒的に!Bさんの方が面白く見えるからです。

この記事のロジックは明らかにおかしい。このAさんとBさんの違いは2つある。

  1. 会社員をしているか、辞めているか
  2. ブロガーとして、食えていないか、食えているか

である。で、人々の興味の差はどこから来ているかというと

さらに、ぼくの場合は赤裸々に売上やらアクセスのデータを開示するので、「そんな稼ぎ方できるんですか!」と盛り上がっていただけます。

という記事の展開からも分かるように、2.の方だ。本業を持っているか、いないか、ではなくてブログで稼いでいるかどうか。ちなみに個人的には、無職プロブロガーよりも仕事が別にあって稼ぐブロガーの方に興味がある。仕事をしないと分からない事、というものはどうしてもあり、その体験に基づく意見にこそ興味がわくからだ。しかしこの記事では1.の違いが重要!としてロジックが進んで行く。明らかに話のすり替えが行われている。

おかしなロジックの背景にあるもの

しかしながら、この記事のロジックがおかしいからと言って、「はははこのブロガー馬鹿でやんのプップップー」と思うか?というとそんな事はない。なぜならこの記事の後半から、なんでこんな事を言うのか分かるからだ。

ブログで独立できるか不安な方はメールでご相談ください。最大限リアルなフィードバックを与えさせていただきます。

つまり、この記事で言いたいことはプロブロガーのノウハウ教えるから儲けさせてってことだ。単なる宣伝記事。書いている方はロジックのおかしさはおそらく気がついている、けれど結論のためにこう書いているんだと予想する。つまり馬鹿じゃないけどちょっと浅ましい感じがする。

なんで金稼ぎにそんなに必死なの?

僕は正直、イケダハヤトと言う人をそれほど知らない。はてブの上位に来た時に記事を読む程度だ。しかし、その僕の乏しい知識では、彼はお金に縛られずに、150万円で自由に生きていたはず。なのに、なんでこんなに金稼ぎに必死なの?何が起きちゃったの?自由に生きている優雅さを感じられないのはなんでなの?暗黒道に落ちちゃったの?と、とっても不思議だ。先日もこんな記事を書いていた。

紙のライターよ、「文章の巧さ」を誇る暇があるなら「マネタイズ」を頑張りなさい : イケハヤ書店

タイトルは、普通に読むと金を稼ぐために頑張れってことだ。お金を稼ぐために働いてる。しかし、以前の主張*2は、

イケダハヤト『年収150万円で僕らは自由に生きていく』 - 星海社新書 試し読み | ジセダイ

もはや「お金のために働く」のは時代遅れになっていく

どういうこと?意見を変えちゃったのかなあ… 経験によって意見が変わるのは別に良いと思うんだけど、事実と経過がちょっぴり気になるところ。

*1:月間120万PVの「会社員ブロガー」が語る、会社員でありながらブログを書くことの魅力 | gori.me(ゴリミー)で知ったので伝聞です

*2:本はタイトルしか知らず中身は今ググった程度で全く読んでいないので誤解している可能性があります