たたたた。

あんまりじろじろ読んじゃ嫌。

『ナックルボールを風に』

山際淳司の文章は、淡々と冷静で、登場人物がとてもかっこよく見える。

金田なんてエピソードはどう考えてもクズなんだけど、クールだ。

 

シーンを切り取るような描写。シンプルな文章。客観性の高い表現。しかしながら細かい心理描写。

何がこの雰囲気を産むのか?

 

山際淳司がいたことで、イメージの良くなった野球選手は結構いると思うな。

こういう作家は他にいるだろうか?

吉永みち子は吉永のイメージを良くした気もするが、利用した感が強い…

 

ナックルボールを風に (角川文庫)