2014-02-06 『ナックルボールを風に』 読んだ 山際淳司の文章は、淡々と冷静で、登場人物がとてもかっこよく見える。 金田なんてエピソードはどう考えてもクズなんだけど、クールだ。 シーンを切り取るような描写。シンプルな文章。客観性の高い表現。しかしながら細かい心理描写。 何がこの雰囲気を産むのか? 山際淳司がいたことで、イメージの良くなった野球選手は結構いると思うな。 こういう作家は他にいるだろうか? 吉永みち子は吉永のイメージを良くした気もするが、利用した感が強い… ナックルボールを風に (角川文庫) 作者: 山際淳司 出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店 発売日: 2013/07/17 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る