『長恨歌』
不夜城第三部、完結編。
Amazonではいま一つ人気がない。
- ストーリーが単純で予想通り
- 主人公に魅力がない
- スピード感がない
というのが主な批判意見。続編って難しいな、と思う。前作と同じようなことをすると1の意見が出て、違うことをすると3のような意見になる。
個人的には小説は大きく分けて、ストーリーを楽しむもの、雰囲気を楽しむもの、の2つがある、と考えている。
で、不夜城はノワール小説の傑作、とされたように、後者が強い。なので、雰囲気を変えずに、ストーリーを変えるべきだったんだろうなあ。
長恨歌の場合、雰囲気を構成する文体の変更を行い、3の批判を浴びてしまった。個人的には1の批判はやや的外れに感じる。
とか、書いたんだけど、結局ホモが出てこないことが不満なだけじゃないの?みんな。