たたたた。

あんまりじろじろ読んじゃ嫌。

HONZの紹介によって本を買うことが無くなった。

HONZという書評サイトがある

HONZ - 読みたい本が、きっと見つかる!

公称35万PV場合によっては100万、similarwebでも推定月間290KPV、と出てくるくらい、けっこう有名なサイトだ。っていうか読書が趣味の人は結構な割合で知っていると思う。

http://www.similarweb.com/website/honz.jp

HONZは単なる書評サイトではありません。HONZは読むに値する「おすすめ本」を紹介するサイトです。たまたま手に取った本の感想をまとめたサイトではありません。厳選された読み手が、何冊もの本を読み、そのなかから1冊を選び出して紹介するサイトです。HONZの書き手にはそれぞれ個性があり、選び出す本にもそれぞれクセがあります。ご自分のテイストにあうHONZの書き手を見つけることもHONZの使いかたの一つでしょう。

と書かれているように、レビュアーが自分で選んだ本を、とても面白そうに本を紹介するため、記事を読んでは、興味をひかれ、ついつい本を買っちゃったりしてしまっていた。さらにさらに勢い余って、公開朝会にも行ってしまったほど。

サイトをRSSリーダーに登録して、ワクワクと毎日、紹介を読んでいたのだが、ふと気が付くと最近は、記事をどんどんと読み飛ばすようになってきた。恐らく理由は興味ない紹介、意味が無い記事が増えてきたから。玉石混淆となり、忙しい時に読んで判断するのが面倒。

なぜ記事の質が変わってきたか?については、以下の3つの原因があるのだと思っている。

マンガHONZのはじまり

去年から、マンガHONZというコーナーが始まった。これはHONZの対象を漫画に広げる、というもの。漫画自体は別に嫌いじゃないし、それなりに読むのだけれども、僕がHONZに求めていたモノではない。

ノンフィクションじゃない

HONZは基本、ノンフィクションを扱っていた。サイト紹介の抜粋にも書かれているし、

HONZが対象とするのは小説を除くすべての本です。サイエンス、歴史、社会、経済、医学、教育、美術、ビジネスなどあらゆる分野の著作を対象とします。

出した本のタイトルもそうだ。

Amazon.co.jp: ノンフィクションはこれを読め! - HONZが選んだ150冊: 成毛 眞: 本

しかし、漫画はフィクションが基本。なんか、求めているものとは、違うんだよね…。

ノンフィクションの漫画もあるだろうけど、絵よりも文章の方が情報量が多いので、書籍の方が面白い。

ノンフィクションじゃなくても、面白ければいいじゃないっていう気もするけれど、それならば小説も取り上げろよって思う。

新刊じゃない

漫画は新刊を紹介するわけにはいかない。一冊だけ、ではその魅力を伝えきれないことが多いし、基本連載をまとめた形にすることが多いからだ。なので、どうしても知っている漫画が紹介されることが増えてくる。自分の好きな漫画を、人の目線で語られるのは、どうも余り好きじゃない。なんでか知らないけれど、マンガHONZのレビュアーには自己主張の激しい人が多く、意見があわない場合もままあり、モヤモヤしてしまう。

中の人の記事が出てきた

出版社の宣伝記事が入ってきた。

  • 編集者の自腹ワンコイン広告
  • X月のこれから売る本-トーハン

というのがそうだ。いや、分かっているよ、ちゃんとPRって書いてあるし、スポンサーだってことは。でも僕がHONZに求めていたのはそうじゃない。損得抜きで薦めたいもの、それを知ることが面白かったし、純粋に興味がわいた。PRって書いてあっても、紛らわしいものは紛らわしいよ。

自分語りの記事がある

今週のいただきものってやつだ。

今週のいただきもの(7月第3週) - HONZ

最近友人から「1週間でマイナス10歳顔!」という、夢のような(たぶん夢だろう)顔ヨガを教わり、毎日朝晩せっせと励んでいます。このまま続ければ来月の朝会の頃には幼稚園児並み、もはや誰も私だと気づかないことでしょう。

いや、いいよ、自由に書いても。献本の紹介は大事だし、この文章で、疲れた日常を忘れて、ほんわかぱっぱする人もたくさんいるに違いない。友達になれないけれど。でも(以下略)。

ということでノイズが増えてきた

ということで、ノイズが増えすぎて、読むのが面倒になってしまった。書評自体の質は落ちてはいないと思うんだけど、それさえも正直、分からない。殆ど読まなくなってしまったから。サイト運営とマネタイズって難しいね。