『リピート WHEEL OF FORTUNE』 by 乾くるみ : 最後が気になってたまらなかった
こんな人にオススメ
- 乾くるみのファン、それしかない
- スリルがあれば、多少のことは我慢出来る人
- もてもて主人公に憧れる人
主人公がモテすぎて腹が立つとか、登場人物がクソばかりとか、導入部がイヤほど長いとか、最後がえええ?とか、色々あるけれど、続きが気になって最後まで一気読みしてしまったのは動かしようのない事実。
感想
ネタバレ気にせず思ったことをダラダラと。
いや、全体的に長すぎる。スリルとサスペンスを求めるならば、その作品はスピード感を重んじるべきだけどこの小説はなぜか全体的に長い。文庫本も小指に落とせば泣いちゃうだろうくらい分厚く、最初の導入部、タイムトラベルをするまでに一短編小説くらいあるんじゃないか。最初の方を読んだときは、え?これって結局タイムトラベルしないっていうオチ?それは現実的だって思ったくらい。
殺人の謎については、途中で気がついてしまった。ヒントとかあった訳じゃないので、確信があった訳じゃないんだけど、色んなパターンを想像してその想像の範囲内だったって感じ。最後の終わり方も、伏線があった訳じゃないので唐突で違和感。読みなおしたけど、別にR10で危ない感じでもなかったし。
- 作者: 乾くるみ
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2007/11
- メディア: 文庫
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