たたたた。

あんまりじろじろ読んじゃ嫌。

性病とアメリカ人の微妙な関係

10人に1人は、「HTML」から性病を連想するそうだ。

「HTML」を性病だと思っている人が10人に1人いるという事実が判明 - GIGAZINE

驚いたことは、10人に一人がHTMLを知らない、ということでは無く、よりによって性病と思っているってことなんじゃないかと。どうして性病?

他の連想なら理解できる

こういう連想、は元ネタとして似た単語を知っていて、それと間違える、もしくは類推するから発生するんだろう。現に他の例は元ネタがなんとなく、分かる。

単語 誤解 元ネタ予想
gigabyte 南アメリカで発見された昆虫の名前 (giga → でかい) + (byte → bite → 噛む)
motherboard 観光船のデッキ (mother → mothership → クルーザー) + (board → 板)
MP3 映画スター・ウォーズに出てくるロボット C3PO
Blu-ray 海の生き物 Blu → 青 → 海
software 着心地のいい洋服 (soft → 柔らかい) + (ware → wear→ 服)
USB ヨーロッパにある国の頭文字 UZB(ウズベキスタン)

しかし、HTMLの元ネタになるべき、性病がよく分かんない。

Sexually transmitted disease - Wikipedia, the free encyclopedia

Sexually Transmitted Diseases: MedlinePlus

に見ても、HIV?HPV?AIDS?遠すぎない?
おこめ券や、なめこ汁、は勘違いするの分かるよ?でも裂けるチーズは遠すぎない?いやらしい!って感じだ。アメリカ人は日々、性病ばかり考えているんだろうか?

釣り記事なんじゃね?

そもそも、このアンケートって、

それぞれの質問には3つの答えが提示され、選択肢の中にはテクノロジー用語とそうでないものが含まれていました。

なんで、意図的に回答をコントロールできる。「性病」なんて選択肢に入れた事自体がちょっと。で、11%。3つのうちの11%。しかも、他の間違い例よりも、全然少ないのに、こっちをタイトルに持ってきている。うーん、クーポンサイトの宣伝じゃね?とかぐりぐり気になっちゃうわけだ。このサーベイの目的からすると、本来公開するべきは何人が正しい答えを選んだか?なのに、そっちは書かれていないしね。

ちなみに、データの信憑性は、元記事のコメントでも相当疑われたようで、追記がある。

「この記事は100%本物で、正当な調査だ」

The survey is "100% genuine, and it's a valid survey,"
http://www.latimes.com/business/technology/la-fi-tn-1-10-americans-html-std-study-finds-20140304,0,1188415.story#ixzz2v8bfNfxa

GIGAZINEは更にひどい

翻訳した側であるGIGAZINEで付いているタイトルだけど、『「HTML」を性病だと思っている人が10人に1人いるという事実が判明』は明らかに誤解を招く。このアンケートは知らない単語を見せて、選択させたらそう思ったってこと。つまり「思っている」じゃないよね、「思う」だよ。これまたあえて「えええええ?」と思いやすいタイトルにしている。優秀だなあ、記者さん。

つまり結論は、釣り記事と、釣りキチって似てるってこと。うひょ~