『鎮魂歌』
2人の主人公の視点が交互に描かれる作品。
そのことに加えて、登場人物がどこか似通うせいか台詞が似ていて、誰の発言か、ぼうっと読んでいると、時々見失う。
スポード感のためか、退廃感のためか、文章は簡潔だし。
例えば、「首を振った」=否定ってとっさに判断できない。でも『横に』って入れるとスピード感が失われそう。難しいね。
不夜城も思ったんだけど、暴力的/残虐性がやだっていうひとはちょっと不思議。
暴力的な内容をあえて淡々と書いているので、過剰な残虐性は感じない。
この作品は二度は読んだ方が良いと思う。色々伏線に気がつくだろう。
と言いながら、僕は読まないだろう…
しかし、ホモ多すぎじゃない?
主人公もホモ、死ぬのもホモ、いい男はホモ。